連載コラム Who am I?
エニアグラムで自己探求
vol.9
自分として成長し実現するには
みなさま、こんにちは。
1年遅れの東京オリンピックは家での観戦、コロナウイルス感染についても個々が家庭で向き合わざるを得ない夏となりました。夏休み中の子どもと過ごす時間が増え、ママたちにとっては何かと大変な8月ですが、いかがお過ごしでしょうか?今回の第9話でこのコラムは最終回となります。エニアグラム人間心理学を頭で知ることだけでなく、ご紹介してきた内容を日常生活の中で繰り返される自分の行動パターンに照らし合わせて客観的に観察することで、ご自身のエニアグラムタイプも絞れてきたのではないでしょうか?
何年も前の娘と自分の写真が出てきました。人は年齢に関わらず、様々な経験を積み重ね、新しい知識を得ながら成長しています。その一方で、残念ながら、本当の自分らしさ=本質 との一体感は薄れ離れていきます。その結果、大人になり成長してきたはずなのに、何か生きづらいのはなぜだろう?もっと自分らしく生きられないのか?と感じる人も多いのです。
エニアグラムを学ぶ意味は、コラムのタイトルにある通り「Who am I?」本当の自分は何ものか?を知ることに始まります。自分のタイプがすぐに分かる方もいれば、かなりの時間がかかる場合もあります。タイプを自分で納得して決めるところが、やっと出発点。自分がどのタイプなのかが腑に落ちたなら、エニアグラムの叡智である理論を使って、日常生活・仕事・恋愛・あらゆる人間関係やコミュニケーション上の問題解決・自己成長・チームワーク・リーダーシップなど、様々な現実活動に有効的に活かすことができるのです。
最終回では、9つの各タイプそれぞれが目指すべき究極の姿と、それに近づくためのヒントをお伝えします。正直なところ、読まれてもピンとこないかもしれません。それは、現実を生きながら自分で意識している性格や態度とは違うからです。でも、実際に多くの人は「本当の自分らしさ=生まれ持つ最も素晴らしいギフト」とは何かに気づいていません。それは後付けの「性格」とは別物です。Who am I? という問いの答えは、…続きを読む▼