連載コラム Who am I?
エニアグラムで自己探求
vol.4
本当の自分を知りましょう
みなさま、こんにちは。
私は、東京都西東京市で、子育てとライフワークの両立を目指す、アラフィーママです。
世の中がどんな状況であろうとも、決して自他を責めることなく、今手が届く場所にちゃんとある確かな幸せを一つずつ大切にしながら、着実に前に進むための地図「エニアグラム」心理学の理論を分かりやすくお届けしています。
このところ、悲しいニュースが続きました。本当の自分を知らないままでは生きにくいのです。
まだまだ若く、たくさんの人々から愛され、みんなの憧れの存在だった三浦春馬さん、そして、竹内結子さんのニュースには胸が痛みます。そのような結末になるほど心が囚われてしまった状況や、与えられた貴重な命の時間を放棄してしまうという無念も、容易に想像できるものではありません。お2人のお冥福と、同じようなことがこれ以上起こらないことを願って、今日はお伝えしたいことがあります。
微力ながら私は、みなさんの人生の中でエニアグラムを活用する方法をお伝えしています。
私がエニアグラムを学ぶ究極の目的は、自己探求によって本当の自分のエニアグラムタイプをしっかり受け入れ理解した人が使える、【成長のレベル】の理論を活用して自己実現をするためです。エニアグラムを通じて知ることができた本当の自分は、どんな時もかけがえのない素晴らしい命だと思えるのです。
エニアグラムは世界中で学ばれている人間心理学で、私は、昨年アメリカで開催されたインターナショナル・エニアグラム・アソシエーションの3日間にわたる25周年カンファレンスに参加しました。エニアグラムの父のような存在の精神医学博士、クラウディオ・ナランホ先生に直接会いたかったというのが参加理由の一つでした。博士はご高齢だったので心配はしていましたが、カンファレンスの直前に帰らぬ人となられ、残念ながら直接お話しさせていただくという夢はかないませんでした。
そのクラウディオ・ナランホ博士の著書『性格と神経症』は大変貴重な本で、私がやっと手に入れた古本には、翻訳者で精神医学者の柳朋子先生の直筆サインが書かれています。性格を形成するものは何か?神経症はいかに発症するのか?精神病的側面からの考察は専門的で難しい内容のため、読むのにはかなりの体力が必要です。人間は常に何らかの刺激やストレスを受けながら生きているので、それらへの反応や行動の揺れについて、どこまでが性格と言われる範囲で、どこからが心の病と呼ばれてケアが必要なのかを区別するのは難しいことでもあります。…続き▼