連載コラム Who am I?
エニアグラムで自己探求
vol.6
問題解決をしたいときの癖
みなさま、こんにちは。
早いもので、明けたばかりだと思っていた2021年も、12分の2か月目にはいります。東京都内のコロナ感染拡大は一向におさまりそうもなく、西東京市にある自宅兼プライベイトサロンでは、感染防止徹底宣言を掲げつつ、心身の健康維持のために必要な方への施術やオンラインでのエニアグラムワークを行う日々です。そして、仕事の合間には、自宅で最後の受験勉強に励む娘を全力でサポートしています。
この冬は、エニアグラムのカウンセリングやプライベイトコース、資格取得コースなどのご予約が続いています。自粛時間の中で自分の中にある何かを解決したいと感じている方は多いようですね。
エニアグラム人間心理学では、自己探求によって無意識の自分の内面を探っていきます。あなたも、普段意識している自分らしさを最大限に使って、気持ちよく行動している自分を想像してみてください。その奥には、実は自分の気づいていない無意識の動機が存在します。エニアグラムのタイプはその動機の違いで9つに分けられますが、もしかしたら、自分らしくて心地いいとずーっと信じてきたことは、性格の囚われの中で自分を守るための必死の行動なのかもしれません。そして、自分では気づかずに良かれと思って同じ癖を繰り返しているのかもしれません。
前回は「3つの社会的スタイル」という理論をご紹介しましたが、今回は「3つのハーモニクス」という理論をご紹介したいと思います。これは、人間がなんらかの問題に直面したとき、その葛藤や困難に対応するためにとる態度や行動のパターンです。言い換えると、問題解決をしたいときの態度や行動の癖ということになり、9つのエニアグラムタイプはその特徴で3つに分けられます。それでは一緒に自己探求をしてみましょう。
「あなたは、自然豊かな秘境のレストランを見つけました。大好きな人を数人を誘って一緒にそこに出かけることになりました。事前に連絡をとって準備万端の計画です。楽しいドライブをしながら無事に到着しました。でも、お店にあかりはなく扉も閉まっています。」
さて、この状況であなたはどんな行動をおこしますか?
その時のあなたの様子や態度はどのようでしょうか?まずは、具体的に想像してみてください。それから、以下の3つの文章のどれに近いか照らし合わせてみましょう。…続き▼